脂質異常症

こんばんは。4連休はいかがでしたか?後半は五月晴れでよかったですね。僕は朝走って夜打ちっ放しというきわめて健康的な生活でした。今日の朝も走ったのですが、途中、中学生が「おはようございます」と挨拶をしてくれてうれしくなりました。さて今日から少し病気の話をしたいと思います。まず高脂血症です。昨年から高脂血症とはいわず脂質異常症と呼ばれることになりました。メタボ健診もはじまり自分の脂質の値が気になる方も多いのではないでしょうか?これまでとちがって総コレステロール値ではなくHDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪それぞれが評価されることになりました。HDLは善玉、LDLは悪玉とよばれているものです。これを少し詳しく説明しましょう。コレステロールは脂ですから水である血液には溶けません。そこでコレステロールはタンパク質につつまれて血液の中を行き来しています。いうなればトラックに運ばれているようなものです。そのトラック(タンパク質)に2種類あってそれがHDLとLDLです。HDLトラックは血管からコレステロールをはぎ取って肝臓に戻す役割をします。一方でLDLは肝臓からコレステロールを運んで血管につける働きをしています。ですからLDLの割合が増えると動脈硬化がすすむことになるわけです。トラックの総台数よりもHDLトラックとLDLトラックの台数の割合が大切なことになります。明日はどうしたらコレステロール値を下げることができるかをお話ししますね。