狭心症ってどんな病気?

こんにちは~(^-^) 今日は本当に暑くなりましたね。どうぞ体調、くずされませぬように。さてしばらく心臓の病気についてお話していきたいと思います。心臓の病気は主に心臓の血管の病気(狭心症や心筋梗塞など)、脈(正確には心拍)の病気(不整脈など)、心臓の働きの病気(心不全など)に分けられます。そのなかで今日は心臓の血管の病気についてお話しします。心臓がどっきんどっきん動くためには心臓にも血管を通じて栄養が運ばれなければいけません。心臓を取り巻いて心臓に栄養を運んでいる動脈のことを冠動脈といいます。心臓に「冠」をかぶせたように取り巻いているからこんな名前がついています。これまでお話ししてきた糖尿病、脂質異常症、高血圧、それから喫煙などがありますと冠動脈にしだいに「ゴミ」がたまってきてしまいます。動脈硬化です。当然、ゴミがたまってきますと冠動脈のなかの血液の通り道が細くなってしまいます。ふだんじっとしているときは細々とはいえ血液が流れて心臓に栄養がいきますからいいのですが体を動かして心臓がどきどきしますと心臓にもたくさんの血液が必要になります。ところが血液の通り道が細くなっていて心臓に十分な栄養がいきわたらないと「これじゃやってられな~い」と心臓が悲鳴をあげるわけです。それが狭心症です。ですから狭心症の症状の特徴は何か体を動かしたとき、例えば坂道をのぼったとか、自転車をこいだとかのときにあらわれることです。心臓の病気と言っても胸が痛いとは限りません。肩の痛み、頭痛、あるいは胃の痛みと間違われることもあります。明日も狭心症のお話を続けます。