流行

おはようございます。宇都宮の今朝は比較的暖かく起きるのがちょっと楽でした。いかがお過ごしですか?

先週くらいからインフルエンザが急に流行してきました。今シーズンの特徴はA型とB型ともに流行していることです。またノロウイルスもまだ流行期にあるようです。通常は1種類のウイルスが流行すると他のウイルスが流行することはないのですが。例年、12月に胃腸炎が流行、それが一段落するとインフルエンザA型、次にB型が流行するというパターンなのですが今年はB型もそれなりの割合で認められていまし胃腸炎症状を訴える方も多いです。B型は時に腹痛を起こすこともありますので発熱と腹痛がある場合はインフルエンザも念頭におく必要があります。また36℃台でもインフルエンザのこともあります。周りにインフルエンザの人がいて「なんだか体調が悪い」と来院、念のため検査をしてみるとインフルエンザだったという方が何人かいらっしゃいました。ワクチンを接種していても阻止率(インフルエンザにかからない率)は大人で80~90%、子供では60~80%程度です。ですから10人接種しても大人で2人、子供では4人くらいインフルエンザにかかってしまいます。ではなぜワクチン接種をするかといいますと重症化を防いでくれるからです。インフルエンザは時に脳炎や肺炎など命にかかわる症状がでることがあります。それを防ぐのがワクチンの役割なのです。

まだまだ流行期が続きそうです。どうぞじゅうぶんにお気をつけ下さい。