脳卒中 3

こんばんは~\^o^/ 週末はいかがお過ごしでしたか?今日も脳卒中のお話をします。先週は日本人の血圧が下がったことが脳卒中が減った原因のひとつだというお話をしました。では逆に血圧が高いとどうなるのでしょう?脳卒中の死亡率は血圧が低い人に比べて140/90mmHgで約2倍になり160/100mmHgで4倍、180/105mmHgでは5倍にもなります。また糖尿病が発症するとその率は糖尿病のない人にくらべて3.5倍になります。ですから脳卒中に限ってもいかに高血圧や糖尿病のコントロールが重要かおわかりいただけると思います。脳卒中の死亡率は減ってきているのですが患者さんの数は増えていて約780万人の方が脳卒中の後遺症に苦しんでらっしゃいます。脳卒中になった方がどの程度回復するかは最初の6ヶ月で95%、1年でほぼ100%決まります。つまり1年後に残った症状は一生続くということです。それだけにリハビリテーションを続けていくことが重要です。また病院、リハビリ、外来まで一貫した治療方針が必要と考えます。そのためにはこれらの施設が密接に連携していくことがとても大切です。1人の患者さんをみんなで支えていく、そんなシステム作りをしていけたらいいなと思っています。