カンピロバクター食中毒

こんにちは~(^▽^) 昨日は更新できずにすいませんでした さてカンピロバクター食中毒についてです。カンピロバクターというのは食中毒の原因になる細菌(バイ菌ですね)の名前です。日本の食中毒のなかでは最も発生件数が多いもので去年は約2400人の患者がでています。カンピロバクター菌は他の食中毒菌にくらべてごく少数でも食中毒を引き起こすことが特徴です。大体800個程度(他の100分の1から10000分の1程度)の菌量でも食中毒をおこすことが確かめられています。カンピロバクター食中毒は春から初秋にかけて起き特に5~6月、9~10月にピークがあります。この菌はウシ、ブタ、ニワトリなどの消化管のなかにいます。感染源として特に気をつけるのはニワトリです。鶏肉の汚染率は10%~90%と言われています。ただしカンピロバクター菌は熱に弱く60℃1分くらいで死滅してしまいますので十分に加熱してあれば問題はありません。注意しないといけないのは鶏肉の生食と汚染された鶏肉を調理した人が触ったものからの感染です。細菌が体に入ってから平均3日で下痢、腹痛、発熱がでます。あまり重症化することはありませんがお子さんやお年寄りは注意が必要です。明日、もう1回カンピロバクター食中毒のお話しをします。明日は治療と予防法です。