月経前症候群

こんにちは~。今日は昨日とうってかわって暑い1日です。日差しも強いのですがさすがに真夏のようなぎらぎらした感じではなく少~し秋を感じさせる日差しです。

さて今日から女性の病気についてお話ししたいと思います。女性には性周期があってその周期によって女性ホルモンのバランスが大きく変動します。そのため性周期にともなって女性特有の症状がでることがあります。また妊娠、出産によっても女性の体にはさまざまな影響が及びます。閉経期が近づくといわゆる更年期障害に悩まされる方もいらっしゃいます。

まず月経前症候群(PMS:premenstrual syndrome)についてお話しします。PMSというのは月経4日前~前日にはじまるさまざまな不快な症状のことです。たとえば頭痛、腰痛、食欲亢進、食欲不振、ニキビ、倦怠感、乳房の張り等々です。月経が始まると数日以内に症状はなくなります。軽い症状も含めると月経のある女性の80%にPMSはあるそうです。治療は対症療法が中心で漢方薬が有効なこともあります。PMSのみでは必ずしも病気とは言えません。最近、PMSと思われていた方の中にうつの症状が強く日常生活に支障をきたしている方がいらっしゃることがわかってきました。明日はその病気のことをお話しします。