月経前不快気分障害とは

こんにちはo(^-^)o 今日も宇都宮は暑くなりました。おまけにちょっとじめっとしています。

さて今日は月経前不快気分障害(PMDD premestrual dysphoric disorder)についてお話しをします。昨日の月経前症候群(PMS)は多くの方が多少なりとも経験する不快な症状でかならずしも病気とは言えないものです。しかしPMDDはアメリカの精神疾患の診断マニュアルにも記載されている「病気」なのです。特徴は月経前の数日から1週間程度のあいだだけ重いうつ症状がでますが月経がはじまるときれいさっぱりその症状がなくなり翌週になるとまったくふだん通りになるというものです。また過食、眠気など少しふつうのうつとは異なる症状がでることも特徴の1つです。

PMDDはだいたい20歳代で始まり未治療ですと閉経まで症状が続きます。月経のある女性の20人に1人くらいの頻度というデータもある比較的よくみられる疾患です。次回はPMDDの治療についてお話しをします。