アナフィラキシーの治療

こんにちは。今日は暑いくらいの天気になりました。うすい雲がかかっていますが空は高く秋の空です。爽やかな風も吹いていて気持ちのいい土曜日です。さて昨日はアレルギー症状のなかでも最重症のひとつ、アナフィラキシーについてお話ししました。過去にアレルギーでひどい症状を経験した方は要注意です。どんなアレルギーでもアナフィラキシーが起こりえますが特に虫さされ、食べ物ではそば、魚介類、ピーナッツなどが重要です。アレルギー反応で息苦しいなどの症状がでたら横になって足をあげるようにします。簡単なことですがこれだけでもアナフィラキシーによる死亡率が低下することが知られています。また最近ではアナフィラキシーを起こす危険がある方はアドレナリンという薬を自分で注射できるようになりました。ひどいアレルギー症状がでたことのある方はクリニックで処方してもらって下さい。症状がでたら迷わず注射することが大切です。またいったん症状が改善しても数時間後に再び同じような症状がでることがあります。ですから症状が治まったからといってすぐに帰宅してはいけません。病院・クリニックに行ったら4~5時間は待機していてください。慎重な医師でしたら必ずそのように指示するはずです。さて来週もアレルギーのお話しを続けます。