IgE

こんばんは。今日は寒い1日でした。昨日まで暖かかっただけに余計に寒く感じました。寒くなって風邪をひいてる方が増えてきました。どうぞお気をつけ下さいな。
さて今日はアレルギー検査のお話しをします。以前お話しをしたようにアレルギーにはI型からIV型まで4つの型があります。採血で検査ができるのはI型のアレルギーです。I型というのはじんま疹、花粉症、アレルギー性鼻炎などのようにアレルギーのもと(アレルゲンといいます)が体に入るとすぐに反応がでるアレルギーです。少々専門用語を使いますとIgEという抗体が関係したアレルギーです。抗体というのは抵抗力のもとのようなもので血液の中にある分子の一種でバイ菌をやっつけるのに関係しています。その抗体がアレルゲンをやっつけようと反応してアレルギーが起きてしまいます。ですから血液のIgEを測ることでアレルギーがあるかないかを調べることができるのです。たとえばスギのIgEの値が高ければスギ花粉症があるな、ということになります。ただしIgEの値が高くともアレルギーが起きないこともありますし、逆に比較的IgEが低くてもアレルギーが起きてしまうこともあります。
明日はそのあたりもからめて食物アレルギーのお話しをします。