熱中症とは

おはようございます。今日も猛暑のようです。というわけで熱中症のお話をしたいと思います。

テレビで熱中症の予防に「水分をこまめに」と言っているのをよく耳にします。確かに水分をこまめにとることは必要なのですがそれだけでは熱中症を予防することはできません。もっと大事なことは体温、特に内臓の温度(深部体温)を上げないことなのです。そもそも熱中症というのは「深部体温が異常に高くなる病気」のことなのです。人間の体温はかなり狭い範囲で調整されています。とくに深部体温は外気にあまり影響されずにほぼ一定に保たれています。熱中症は深部体温が上昇していろいろな内臓(心臓、肝臓、腎臓など)の働きが低下する病気なのです。水をとても温まりにくい性質をもっているので水分が十分にあると体温の上昇をある程度は防いでくれます。しかし水分をとっても体温をさげることはできません。むしろ水分をとっているからと安心しないほうがよいのです。

次回は、熱中症の予防についてもう少し書いてみたいと思います。