心電図でわかること

こんにちは。水曜日は午前中で診療が終わりなのでこの時間にブログ書いてます(^-^) さて今日は心電図でどんな病気が診断できるかをお話します。個々の病気の詳しいことはおいおい書いていきます。さて昨日お話しした「心臓の電気」に異常があると心電図に現れてきます。心電図で診断される代表的な病気は不整脈です。文字通り「脈」が「不整」になる病気です。不整脈でも治療の必要のないものも多いですので脈に異常を感じた方、検診等の心電図で異常を言われた方は一度ご相談下さい。また長年の高血圧で心臓の筋肉(心筋といいます)が厚くなってしまうとやはり心電図に現れます。心臓が血液を送り出す先が血管(動脈)でその血管の圧が高くなった病気が高血圧です。高血圧があると心臓はその圧に逆らって血液を送り出さなければいけません。つまりいつもいつもバーベルを上げているようなものです。ですから心筋が厚くなってしまい十分に心筋全体に血液がゆき渡らなくなって心臓に傷みがきてしまいます。心電図では心筋の厚みが心臓に流れる電気の大きさとなって記録されます。高血圧で心電図に異常があるようですと少し重症です。しっかり血圧を下げる必要があります。その他心電図では様々なことがわかります。何か心臓に不安のある方は一度心電図検査をお受けになってみて下さいな。明日からは超音波検査についてです。